国産の一枚板
屋久杉(やくすぎ)
圧倒的な存在感 世界が認める長寿木
日本を代表する針葉樹。
屋久島から薩摩半島、霧島山の麓(ふもと)にかけて生育し、特殊な環境が千年を超える樹齢を創り上げる。
千年の樹齢を超えるもののみ屋久杉に認定される。
世界遺産にも認定され、伐採禁止となった今、希少価値と千年が創る細かな年輪が圧倒的存在感を放ち、高く評価される素材。
神代(じんだい)
時が創りあげる灰褐色 超希少な化石木
遥か2500年以上もの間、火山の噴火などによって地中に埋まっていた埋もれ木を神代と呼ぶ。(欅が埋もれていた場合、"神代欅"と呼ぶ。)
通常、倒れた木は腐り土に返ってしまうが、数千年もの間腐ることなく掘り起こされる神代はとても希少。
人工的に作り出すことのできない灰褐色と、希少性の高さが評価される。知る人ぞ知る素材。
欅(けやき)
美しさと耐久力 日本が誇る一枚
広葉樹の中でも堅く重たい素材。日本の本州~九州が原産地となる、日本を代表する最高性能の欅。
『際立つ・美しい』という意味を持つ。日本の四季が創り出す美しい木目と、最高峰の耐久性能を合わせ持つ。
遥か昔より国内最良の材として扱われ、歴史的建造物にも多く使用される素材。
栃(とち)
高いデザイン性と高級感。木とは思えぬ美しさ
広葉樹の中では柔らかい素材。
北海道や東北に多く生育する栃は、「シルク」とも言われる滑らかな木肌・光沢を持つ。特徴的な育ち方が「縮み杢」・「虎杢」という希少な木目を創り上げる。
国産材でありながらモダンで妖艶な雰囲気を醸し出す栃は、高いデザイン性と高級感をもたらすことで、高い人気を誇る素材。
栗(くり)
優しく柔らかい肌触り 一家を穏やかに包み込む
広葉樹の標準的な堅さを持ち、東北地方に多く分布する栗。
縄文時代より重宝され、耐久性・耐水性に優れた素材。
明るい色味の木肌と優しい手触りが特徴で、居心地の良い穏やかな空間を作り出す素材。


桜(さくら)
時を経てさらに美しく 日に日にあなたを魅了する
程よい堅さを持ち割れにくい広葉樹。
日本の国花である桜。本州・四国・九州に分布する。緑色、黄色、薄いピンク色が点在するなど、様々な色を持つ。
時を経ると共に、淡いオレンジ色から深みある茶褐色へ味わい深く変化していく。日々増していく、艶・表情が贅沢な素材。
楠(くす)
清々しい香りを纏う スタイリッシュな佇まい
栃同様、広葉樹の中では、柔らかい素材。日本では西日本、特に九州に多く分布する。
「芳香」の花言葉を持つ楠の木。その特徴的な香りは、防虫効果・消臭効果・リラックス効果をもたらす。また、国産材の中で最大の大きさとなる楠。滋賀・徳島にある最大級の楠は、国特別天然記念物に指定される。
また、ストライプ状に入る木目と、暗めの色合いが、シックな雰囲気を創り出す。
栓(せん)
清く凛とした表情 奥ゆかしさと気品を備えた一枚
広葉樹で、程よい堅さを持つ素材。
日本全国に分布するが、北海道が主な産地となる。コルク状の材質を利用し、瓶の栓に使われたことから「栓の木」と呼ばれる。美しい年輪と光沢が海外でも人気を誇る栓。
入手の難しい希少材。使い込む程に、夏目・冬目の凹凸がはっきりと現れ、滑らかで優しい肌触りになる。
杉(すぎ)
素直な綺麗なその姿 先祖の思いが今ここに
軽く・柔らかい針葉樹。
日本の主に本州・四国・九州に分布する杉。天然三大美林の一つには秋田すぎ、人工三大美林には天龍すぎ・吉野杉が選ばれている。木材特有のさわやかな香りと甘い芳香が特徴。
真っ直ぐ育つ杉は、木目もシンプルで真っ直ぐな木目が多いが、濃淡ある木目が高い人気を誇る。