木肌に息づく曲線美
KIDO MEIMOKUの名品
No.1896 楠一枚板

丁寧に磨き上げられた面には、自然の流れをそのまま写し取ったような曲線が広がっています。まるで森の空気を閉じ込めたかのような、柔らかで温もりある質感です。日々の暮らしに寄り添いながら、季節ごとの光や影を映し込み、時間とともに深みを増していきます。

流れゆく杢目が紡ぐ物語


木を縦にカットし、現れる個性的な年輪

穏やかに連なる木目は、樹が長い年月をかけて育んできた歩みを映し出しています。視線を辿れば、年輪が描く優雅な弧や、淡い色の移ろいが現れ、ひとつとして同じ瞬間のない表情を感じられます。その存在は空間に自然の呼吸をもたらし、手を置けばその温もりが心に届きます。

【 杢目・年輪 】
柔らかく波打つ杢目は、幹の成長とともに生まれた自然の模様です。風や陽の光、雨が刻んだ日々が、線のひとつひとつに宿っています。直線的ではない穏やかな流れが、木本来の力強さと優しさを兼ね備え、見飽きることのない景色をつくり出しています。

【 色合い 】
明るい飴色に包まれた天板は、見る角度や光の加減によって表情を変えます。朝はやわらかな光を反射し、夕暮れには深みを帯びた黄金色へと変化します。その色合いは暮らしの時間と調和し、空間全体を心地よい雰囲気で満たします。

【 天板の厚み 】
しっかりとした厚みが生み出す存在感は、部屋の中心に据えるだけで空間を引き締めます。手を置いたときの安定感や、長く使い続けられる頼もしさがあり、日常の中に安心と豊かさをもたらします。

【 耳・皮 】
側面には、自然が描いた造形がそのまま残されています。職人の手作業で滑らかに整えられつつも、樹皮の名残や細やかな凹凸が活きています。触れれば、森で育った時の息遣いが指先に伝わるようで、視覚と感触の両方で自然の力強さを感じられます。

【 機能性・使いやすさ 】
ゆとりある幅は、家族や友人が集うひとときをのびやかに支えます。奥行きには盛り付けや飾りを楽しむ余裕があり、中央には料理や茶器を並べても十分なスペースが残ります。多人数で囲んでも圧迫感がなく、部屋全体を柔らかな存在感で満たします。




【 耳・皮加工 】
自然の輪郭を活かす、耳の仕立て

この一枚は、木の外皮に近い「耳」部分を丁寧に整えています。自然がつくった曲線や凹凸には、その木ならではの力強さと個性が宿ります。その表情を壊さぬよう、滑らかさだけを加えるように手作業で加工。
荒々しさと肌触り、そのどちらも損なわずに仕上げることで、唯一無二の存在感が生まれます。
「整える」のではなく、「そのままを活かす」ための、繊細な仕事です。







PRODUCT

木肌に息づく曲線美

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