
空間に、静けさと瑞々しさを
職人の確かな手で仕上げる逸品
No.1839 朴一枚板
すっと息を吸いたくなるような、澄んだ木肌の表情が印象的です。柔らかな光を受けて浮かび上がる艶やかな面には、過不足のない品格が漂います。落ち着いた佇まいながらも、場を明るく整える存在感をもち、静けさの中にぬくもりを宿します。ふと目を落とした時、心がほぐれるようなやさしさをもった一枚です。
この流れの先に、日々の物語が続いていく

中心から外へ向かって波のように広がる年輪。その緩やかな軌跡は、どこか語りかけるように柔らかく、見る人の記憶の奥に触れるような感覚があります。表情を揃えすぎず、自然の揺らぎをそのままに留めた姿には、過去と未来を包みこむような包容力が感じられます。時間の流れとともに、ここで過ごす日常がかけがえのないものへと育っていきます。

朴ならではの穏やかな木理が、一面にわたって穏やかに波打っています。板全体に広がるこの静かな流れは、木が生きた時間をそのまま映し出したものです。材の成長がゆるやかで均質だった証でもあり、杢目に雑味がなく、見るたびに落ち着きを与えてくれます。四季を重ねるごとに、木と共に暮らす愉しさが少しずつ増していきます。


色味は、温かさの中に凛とした清潔感を含んだ明るい淡黄褐色。朴の持つやさしい発色が、空間全体を和らげながらもきりっと引き締めます。光の当たり方によって表情が変わる繊細な面持ちは、朝食のやさしい時間にも、夜の静かなひとときにもよく馴染みます。

端正に整えられたエッジから立ち上がる厚みの存在感。どっしりとした重厚さではなく、手を添えたくなるような優しい重みがあります。その適度な厚みが、家具としての品格を自然にかたちづくり、空間に静かな重みと安心感をもたらしています。日々の営みを支える土台としてふさわしい厚みです。

この一枚の輪郭は、まるで風に撫でられたようにやわらかな曲線を描いています。自然がそのまま描いたような側面のゆらぎを、職人が丹念に磨きあげ、手に触れたときのやさしさをそのままに残しました。人工的な直線ではなく、自然の痕跡を残した耳は、暮らしの中に静かに個性を差し込み、日々の何気ない場面をやわらかく包みます。




4人がゆったりと囲むのにほどよい広さがあり、視線の交差も穏やかで心地よい距離感を保ちます。幅方向には食器や花器を置いても余白が残り、奥行きには動きやすさが確保されていて、毎日の食事が自然と丁寧になります。整いすぎない天然のラインが空間にリズムを生み、部屋の中心にふさわしい存在として、場の空気をやわらかく整えてくれます。



広さを活かして、読書やティータイム、軽い作業などもこなせるリビングの主役に。奥行きにほどよいゆとりがあるため、複数人で使っても圧迫感がなく、それぞれの動作に干渉しません。自然な耳の曲線がアクセントとなり、空間に置くだけで美しい輪郭が生まれます。来客時には話のきっかけにもなり、暮らしの中心に物語が芽吹きます。
LINE-UP
空間に、静けさと瑞々しさを