
部屋の空気を変える存在感
職人の確かな手で仕上げる逸品
No.1819 栓一枚板
ゆるやかに波打つ輪郭と、やさしく広がる生成りの色合い。その佇まいだけで空間が整い、日々の暮らしに柔らかな重心が生まれます。照明を落とすと、木の表情が静かに浮かび上がり、深呼吸したくなるような時間が流れはじめます。
あたたかな風を包む木目の詩

広がりのある木目が真っ直ぐに走り、ところどころで曲線を描いています。自然の中で雨風に打たれながら、たくましく育ってきた木が、いま穏やかな表情でそこにある。その時間の重なりが、この一枚にそっと閉じ込められています。

【 杢目・年輪 】
色の濃淡が折り重なり、まるで水面に映った空のように、ゆったりとしたグラデーションを描いています。春先の風が吹き抜けるような柔らかさと、根の深さを感じさせる存在感。その両方を感じ取れる杢目です。成長環境による細やかな変化が、豊かな表情を生み出しています。


【 色合い 】
明るさの中にわずかに黄味を含んだ色味は、部屋全体をやさしく照らしてくれます。木肌の滑らかさと相まって、どこにいても自然の気配を感じられる安心感があります。時間が経つほどに色艶が増し、暮らしに馴染んでいきます。

【 天板の厚み 】
しっかりと厚みのある一枚なので、空間に揺るがない安心感をもたらします。視線を落とすと、どっしりと根を張るような重厚さと、包容力のある温もりを感じます。手を置いたときの頼もしさは、毎日の食卓に心地よい余白を与えてくれます。

【 耳・皮 】
端に向かってゆるやかに下がる自然な曲線は、手作業によって削りすぎずに整えられています。節や凹凸の残る耳が、森の中で過ごしてきた年月をそのまま語ってくれているかのようです。意図を抑え、木そのものが語る美しさを大切にしています。


【 機能性・使いやすさ 】
幅にも奥行きにもゆとりがあり、4〜6人での食事も余裕をもって楽しめます。食事の場が中心になる家庭や、来客が多いご家庭にもおすすめです。直線と曲線が調和した形状は、置くだけで部屋が整い、自然体で過ごせる空間が生まれます。

【 材料の選定 】
数千枚の中から選ぶ、たった一枚
この一枚は、岐阜県の市場にて、数千枚におよぶ板材の中から選び抜かれたものです。熟練の職人が現地に足を運び、一枚ずつ木目の表情、反り、乾燥状態を確認。複数人で見極めたうえで仕入れたこの一枚には、素材への敬意と確かな目利きが宿っています。
ただ美しいだけでなく、末永く暮らしに寄り添える一枚を――。
その想いとともに、私たちはこの板をお届けします。