
木目が脚へと流れる贅沢
KIDO MEIMOKUの名品
No.1790 欅一枚板
まるで一本の大木から切り出したかのように、天板から脚までひと続きに流れる木目。その有機的な流れは、視線をそっと誘い、静かな存在感を空間にもたらします。書斎やアトリエに置けば、創作や仕事の時間にも森のぬくもりがそっと寄り添ってくれます。
自然のうねりがそのままに息づく、木目の詩

まっすぐでも均一でもない、けれどどこか安心する木の表情。年輪が踊るように広がり、時折寄り添うように寄ったり離れたり。自然に育まれた曲線のリズムが、部屋にそっと物語を添えてくれます。人工物では得られない、揺るぎない静けさがここにあります。

年輪が広がる中心には、まるで時の渦が巻かれているかのような深い節があります。この杢目は、幹の中で何十年もかけて育まれた証であり、乾燥や寒暖をくぐり抜けた生命の痕跡です。毎日眺めているうちに、この模様に刻まれた時間に想いを馳せることもあるかもしれません。


明るくもやや赤みを帯びた色調は、光の加減によって穏やかに表情を変えます。朝には清々しく、夜にはどこか温もりを感じさせ、時間とともに部屋の空気を柔らかく包み込みます。自然が染めたこの色が、日常の景色にやさしく寄り添います。

しっかりと厚みを感じる天板は、視覚的にもどっしりとした安定感をもたらします。その存在は空間の芯となり、どこに置いても揺るぎない静けさを纏います。無理に主張せず、けれど確かにある。そんな確かな安心感を感じられる佇まいです。

この欅の一枚板には、職人の細やかな手仕事が詰まっています。木目の流れを読むように、天板と脚をつなげることで一体感が生まれました。とってつけた脚ではなく、木の生まれ持った姿をそのまま活かす発想。素材のもつ個性を殺さず、むしろ引き出すことで、どこから見ても自然で美しい調和が感じられます。静かな迫力が空間の奥行きを変えてくれます。




幅と奥行きのゆとりが、ひとりの時間を豊かにしてくれます。読書やパソコン作業、時には手紙を書くひとときにさえも、この広さが静かな余白を与えてくれます。圧迫感なく空間に溶け込む佇まいは、洗練された書斎やワークスペースに心地よく馴染みます。贅沢にひとりで使うからこそ感じられる、木の密やかなぬくもりが魅力です。