
静けさを纏うやさしい木肌
職人の確かな手で仕上げる逸品
No.1749 屋久杉一枚板
やわらかな光が差し込む朝、この木と過ごす時間が、ひとつの習慣になる。目に見える年輪の深さに、心が静まる。木口のあたたかさは空間に輪郭を与え、暮らしに安心を添えてくれます。忙しない日々の中でも、ふと手を休めて触れたくなる、そのぬくもりがここにあります。
時を重ねた木が、静けさをそのまま連れてきた

天板を真上から眺めると、木目がまるで水の流れのように波打ち、風景画のような広がりを見せてくれます。節や年輪が描く模様は、まさに自然が刻んだ記憶の軌跡。中心に置かれたノートパソコンも、ふしぎとこの空間に溶け込んでしまう。仕事の合間に、木に手を添えると、まるで深呼吸するようなひとときを迎えられます。

流れるような木目の中に、ときおり現れる小さな節。そのひとつひとつが、数十年、いや百年以上の歳月を物語っています。真っすぐに走る線と、くるりと渦を巻くような節のコントラストが、この木が生きた証し。山の厳しい風雪に耐えながらも、静かに、力強く育まれた年月が、今、目の前に広がっています。


全体にほんのりと赤みを帯びた、まろやかな飴色。けっして強く主張せず、それでいてしっかりと空間を包み込むような存在感があります。光の当たり方で微妙に表情を変え、朝はやわらかに、夕暮れには温かみを増してゆきます。自然が育んだ色味は、決して人工物では出せない深みを持っています。

厚みのある天板は、重厚感というよりも、包容力を感じさせます。端正な輪郭を保ちつつ、堂々としたたたずまいで、部屋の空気を穏やかに引き締めてくれるようです。この木がここに在るだけで、不思議と人が集まり、言葉がゆっくりと紡がれていきます。

側面に目をやると、まるで切り立つ崖のような起伏が浮かび上がります。自然のままに残された“耳”の部分は、職人の手によってやさしく磨かれ、滑らかさの中に荒々しさをそっと潜ませています。この場所に触れると、山の空気や湿気、木がたたえてきた風土まで想像できてしまう。使い手の日常の中に、森の気配を静かに届けてくれる存在です。




横幅と奥行きにゆとりがあるため、4人が心地よく向かい合いながら食事を楽しめます。中央に大皿を置いても余白が残る広さは、日常の食卓からおもてなしの場面まで自然と寄り添います。広すぎず、狭すぎず、部屋の中央に置いたときに周囲との距離感がちょうどよく、暮らしの中心として自然に馴染んでくれるかたちです。