
流れるような曲線美
KIDO MEIMOKUの名品
No.1718 欅一枚板
天板に沿ってゆるやかに波打つ縁取りと、しなやかにのびる面のバランスが、空間にやさしい輪郭を描き出します。直線だけでは伝えきれない木の素地のやわらかさを、形そのものが語っています。日々の暮らしの中に、この曲線が心を落ち着けてくれるひとときをもたらしてくれます。
年輪が織りなす、穏やかな律動

細やかに重なる年輪が、まるで風の通り道を描くかのように一枚の板の上に広がっています。目を奪うような派手さではなく、時間をかけて育まれた自然の表情が、見るたびに新たな気づきを与えてくれます。木が生きた証をそのまま受け取り、暮らしの中に迎えることができる贅沢な佇まいです。

【 杢目・年輪 】
流れるような木目の中に、静かに語られる樹の記憶があります。成長を重ねた年月が折り重なって織りなす模様は、自然が描いた一枚の絵画のようです。この年輪がこれほどまでに緻密に整って見えるのは、欅という樹が四季をしっかりと感じ取りながら育ってきたから。長い時間を要して形作られたこの表情には、決して同じものがなく、唯一無二の魅力を宿しています。


【 色合い 】
明るく、やわらかな飴色の中に、ところどころ深みを感じさせる濃淡が溶け込んでいます。陽の光を受けたときのあたたかみと、夜の灯りに照らされたときの落ち着いた風合いが、時間帯によって異なる表情を見せてくれます。素材の美しさを活かした色味が、暮らしの中に自然な彩りを添えてくれます。

【 天板の厚み 】
控えめな厚みでありながら、重厚感を失わず、空間に軽やかな印象を与えてくれます。天板の輪郭が美しく際立ち、端正な表情をまとっています。空間全体に圧迫感を与えず、自然素材の美しさを日常に溶け込ませるような、ほどよい存在感です。

【 耳・皮 】
職人の手で丁寧に仕上げられた耳の部分には、自然が刻んだ輪郭がそのまま残されています。刃物ではなく、手の感覚で削られたなめらかな仕上げが、優しさとあたたかみを引き立てています。木が本来持っている生命力と、人の手が加わることで生まれる品のある存在感が、この一枚に凝縮されています。


【 機能性・使いやすさ 】
幅も奥行もゆとりのある設計で、4人でも6人でも自然と距離を保ちながら囲むことができます。ひとつの空間に置くだけで重心が生まれ、居心地の良い場が形成されます。家族の食卓としてはもちろん、来客時の会話も弾む、使い勝手の良さを兼ね備えたかたちです。

【 仕上げ塗装 】
暮らしに寄り添う、美しい仕上げ
この一枚は、艶を抑えた水性の特殊ウレタン塗装で、仕上げのスプレー塗装を行っています。完全な艶消しによる上品な質感は、木の表情を損なわず、自然な躍動感をそのままに。撥水性にも優れ、日常使いの快適さを保ちながら、身体にも無害なやさしい塗料を使用しています。
見た目だけでなく、手触りや使い心地までを考え抜いた、暮らしに調和する最終仕上げです。
美しさと機能性、そのどちらも追求した塗装です。