伸びやかに風景を広げて
職人の確かな手で仕上げる逸品
No.1671 欅一枚板

自然が描いた曲線がそのままに残された一枚。端から端まで、途切れることのない木目がまっすぐに伸び、見渡すたびに心がすっと澄んでいくような感覚を覚えます。広々とした奥行きと長さが、空間全体にひらけた印象をもたらし、日常のひとときを静かに包み込んでくれます。欅という木が持つ穏やかな表情がこの一枚には深く息づいており、家族の集まる時間にあたたかさを添えてくれます。

実のように連なる、穏やかな気配


木を縦にカットし、現れる個性的な年輪

まるで種が集う果実のように、丸い器にそっと添えられた実が天板の中心に置かれています。そのまわりには、欅特有のゆるやかな木目が連なり、まるで時が静かに重なってできた年輪の詩のようです。奥行きのある空間の真ん中に、柔らかな存在感で佇むこの一枚は、毎日の食卓に穏やかな余白と呼吸を生み出してくれます。

【 杢目・年輪 】
欅の魅力の一つでもある緻密で力強い木目が、やわらかな曲線を描きながら天板のすみずみまで広がっています。育った環境によって刻まれた年輪は、乾いた空に向かって伸びた幹の軌跡のように、しなやかで美しく、ところどころにあらわれる節や玉杢が表情の奥行きを深めています。長い時間をかけて生まれたその模様は、空間に品と温かさをもたらします。

【 色合い 】
中心から端にかけて、ほのかにグラデーションのような濃淡があらわれています。飴色に近い赤みがかった茶から、木の皮に近い白太へと自然につながるその色合いは、塗装では表現できない、生まれたままの木の個性です。陽の光の入り方によってもさまざまに表情を変え、時間とともに深まっていく風合いもまた、欅ならではの愉しみです。

【 天板の厚み 】
厚みのあるこの一枚は、実際に触れるとその密度がしっかりと伝わってきます。天板の側面を覗き込むと、幾重にも重なる年輪がぎゅっと詰まり、まるで芯から強さをたたえているかのようです。しっかりと存在感がありながらも、全体のバランスは軽やかで、お部屋の雰囲気をやわらかく引き締めてくれるような印象を与えてくれます。

【 耳・皮 】
端のラインには機械的な直線では表現できない、自然のままの揺らぎが残されています。少しざらりとした手触りや、節の周辺に見られる凹凸は、職人の手で一つひとつ削り出された証です。あえて完璧に磨きすぎず、木がもつ生命の痕跡をそのまま残したこの耳は、視覚だけでなく触れることでより深く木の存在を感じられます。テーブルに添えた手のひらに、森の記憶がそっと宿ります。

【 機能性・使いやすさ 】
伸びやかな幅としっかりと奥行きのある天板は、8人がゆったりと腰掛けられる余裕をもたらします。中央には料理を並べても手が届く心地よさがあり、日々の食事はもちろん、来客時の団欒にも自然と会話が弾みます。その存在感は、空間の中心に確かな軸をもたらし、暮らしの節々に、木とともにある時間を刻んでくれます。




【 研磨加工 】
触れたくなる木肌へ、丁寧な磨き仕上げ

この一枚は、ベルトサンダーを用いて丹念に磨き上げています。まずは荒い研磨で水平を整え、そこから段階的に細かな粒度のベルトへと移行。木の質感を損なわぬよう、力加減や角度を微調整しながら、何度も手をかけていきます。
時間と手間を惜しまず仕上げた表面は、手のひらにすっとなじむような滑らかさに。
この工程を経て、木はようやく触れたくなる存在へと変わっていきます。







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伸びやかに風景を広げて

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