生きた木の鼓動を感じる、楠の力強い造形
KIDO MEIMOKUの名品
No.1632 楠一枚板

楠の豊かな表情を湛えた一枚。自然が刻んだ年輪の波打つ流れ、その奥行きと温もりを、そのまま食卓へと迎え入れる。枝葉の動きのまま残された力強いフォルムは、空間に生命感をもたらし、日常をより心地よいものにする。美しく整えられた表面と、荒々しさを残した耳の対比が、楠という木がもつ魅力を最大限に引き出している。

大地が育んだ、自然そのままの美しさ


木を縦にカットし、現れる個性的な年輪

天板に刻まれた年輪は、楠が長い歳月をかけて蓄えてきた時の証。中央に浮かぶ節は、この木がたどった軌跡を語りかけるようだ。ゆるやかに流れる木目は、触れるたびにその温かさを感じさせ、家族の団らんを優しく包み込む。そこにあるだけで、空間が穏やかに満たされる。

木の繊維が織りなす流線の美しさが、この一枚の中に凝縮されている。濃淡を織り交ぜながら穏やかに広がる杢目は、自然のままの無垢な魅力を表現しつつ、洗練された存在感を放つ。樹木が育つ過程で生まれる杢目の変化が、唯一無二の表情を生み出し、どの角度から見ても異なる趣を楽しむことができる。

楠ならではのやわらかな色調が特徴的。淡いベージュからほんのり赤みを帯びた飴色へと続くグラデーションが、光の当たり方によって多彩な表情を見せる。木肌には独特のしっとりとした質感があり、視覚的にも触感的にも心地よい印象を与える。

存在感のある厚みが、空間に安定感をもたらす。重厚でありながら、決して圧迫感を感じさせないのは、木の自然な色合いと、滑らかに磨き上げられた面の仕上げによるもの。しっかりとした厚みがあることで、どっしりとした安心感が生まれ、時間とともに味わいが増していく。

耳の部分には、職人が手作業で丁寧に仕上げた温かみが感じられる。削りすぎず、木の自然な形状をそのまま生かしつつ、手触りよく滑らかに整えられている。樹皮に近い部分の繊細な凹凸が、視覚的にも楽しめるアクセントとなり、他にはない表情を生み出している。

程よい広さがあり、日々の食事はもちろん、ちょっとした作業やお茶の時間にも最適な空間を作り出す。複数人で囲んでもゆとりがあり、家族や友人と過ごすひとときにちょうどいい。温かみのある木の風合いが、どんなインテリアにも自然と馴染み、暮らしに溶け込んでいく。

ローテーブルとして使うと、よりリラックスした雰囲気を演出する。低めの家具と組み合わせれば、床に近いスタイルでくつろぎの時間を楽しめる。木目の穏やかな表情が、空間全体を包み込み、心を落ち着かせる。日常の中に、自然のやさしさを取り入れた贅沢なひとときを提供する。

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