
低く、広く、あたたかく
KIDO MEIMOKUの名品
No.1550 欅一枚板
床に近い暮らしには、自然と人が集まってきます。欅らしい伸びやかな木目がぬくもりを運び、中心の節がひとつ、家のしるしのように浮かびます。広さがありながら威圧感がなく、暮らしの真ん中で日々を受けとめてくれる存在です。
節を囲んで、会話が生まれる場所に

やさしい丸みを帯びた節から、木目が広がっていく様子は、人を迎え入れるような印象があります。その上に何を置いても空間がなじみます。器でも、本でも、子どものおもちゃでも、この天板の上ではすっと調和し、暮らしに彩りを添えてくれます。

【 杢目・年輪 】
細やかな年輪が斜めに流れるように伸び、木が育った時間が手に取るように感じられます。端に向かって緩やかにカーブする木目は、均一でないからこそ美しく、同じものがひとつとしてない魅力があります。どの角度から見ても新しい表情があります。


【 色合い 】
明るい生成りのような色調に、黄味や赤味が自然に重なり、やわらかな濃淡が生まれています。蛍光灯でも自然光でもその表情を損なわず、時間帯によって異なる印象が楽しめます。あたたかく、やさしい存在感です。

【 天板の厚み 】
低い高さに置かれても、しっかりと厚みのある天板は、その存在感を際立たせます。面取りの処理や角の仕上げにやさしさがあり、視線にも手触りにも心地よさが残ります。部屋の中心に置くと、自然とそこに視線が集まります。

【 耳・皮 】
耳の部分には、木が持つ自然なかたちがそのまま活かされています。職人の手でひとつずつ丁寧に磨き上げられ、触れるとわずかな凹凸がやさしく伝わってきます。天然木の呼吸や流れを日々の生活の中で感じることができます。


【 機能性・使いやすさ 】
この広さと奥行きがあれば、ローテーブルとしても用途を限定せずに活用できます。読書やお茶、ちょっとした作業にも、すっと寄り添ってくれる存在です。床座で過ごす時間に、心地よさと余裕を与えてくれます。

【 研磨加工 】
触れたくなる木肌へ、丁寧な磨き仕上げ
この一枚は、ベルトサンダーを用いて丹念に磨き上げています。まずは荒い研磨で水平を整え、そこから段階的に細かな粒度のベルトへと移行。木の質感を損なわぬよう、力加減や角度を微調整しながら、何度も手をかけていきます。
時間と手間を惜しまず仕上げた表面は、手のひらにすっとなじむような滑らかさに。
この工程を経て、木はようやく触れたくなる存在へと変わっていきます。