黄金色の波紋が、時を重ねた木の息吹を宿す
KIDO MEIMOKUの名品
No.1414 楠一枚板

深みのある黄金色が広がる天板は、まるで大地に刻まれた年輪の軌跡を映し出したかのようです。光の加減で表情を変えるその色彩は、自然が生み出した独自の温もりを纏い、空間にやさしく馴染みます。ゆるやかな曲線が生み出す柔らかな印象とともに、長い時を経て育まれた木の生命力が、日々の暮らしに心地よい彩りを添えます。

悠久の時を感じる、木目が織りなす物語

波打つように広がる木目が、悠久の時を閉じ込めたかのように深みのある表情を見せます。濃淡が織り交ざる杢目は、どこを切り取っても異なる表情を持ち、見る角度によって新たな発見をもたらします。まるで自然のアートピースのような存在感を放ちつつも、落ち着いた色調が空間に穏やかな風合いを添えます。

幾重にも重なり広がる木目は、長い年月を経て生まれた自然の造形美そのものです。流れるような曲線と、時折現れる瘤杢が織りなす奥行きある表情は、まるで静かに語りかけるような温かさを感じさせます。樹木が成長する過程で刻まれたこの模様が、唯一無二の個性を持ち、どこまでも深みのある趣を醸し出します。

明るくやわらかな黄金色が、まるで穏やかな陽の光に包まれているかのような温もりを漂わせます。淡く優雅な色調の中に、時折現れる濃淡がアクセントとなり、奥行きを感じさせる表情を生み出します。経年とともにさらに味わいを増していく色の変化も、この一枚ならではの魅力です。

しっかりとした厚みがもたらす重厚感は、空間に安定感と安心感を与えます。どっしりとした存在感を持ちながらも、なめらかに磨き上げられた面が優しい印象を添え、日々の暮らしの中で自然と手を添えたくなるような心地よさを感じさせます。木の持つ豊かな質感が、時間をかけて馴染み、より深い愛着へとつながっていきます。