一枚板の相場・価値
を決める5つのポイント
プロが教える一枚板の相場・価格の付け方
一枚板の価値を決める5つのポイント
一枚板は、高価な家具として取り扱われ、
一般的なテーブルよりも値段が高い特徴があります。
なぜ一枚板は高価なのか
一枚板の価値・値段・相場はどうやって決まるのか
一枚板に関する疑問を5つのポイントで解説致します。
一枚板は、高価な家具として取り扱われ、
一般的なテーブルよりも値段が高い特徴があります。
なぜ一枚板は高価なのか
一枚板の価値・値段・相場はどうやって決まるのか
一枚板に関する疑問を5つのポイントで解説致します。
1
一枚板の樹種
一枚板には、日本で育つ国産、海外で育つ外国産を合わせると約200種類の樹種があります。その中でも、テーブルとして性質に優れた樹種や、人気の樹種など樹種によって、相場が異なります。
2
一枚板の奥行き
一枚板は完全に天然の素材となる為、奥行きやサイズはその素材の大きさに比例します。中でも奥行きが一枚板の価値・相場に大きく関わる理由を解説致します。
3
一枚板の杢目
一枚板には様々な杢目があり、名前が付けられるほど有名な杢目もたくさんあります。中でも有名な杢目の特徴や価値が高いとされる杢目を解説致します。
4
一枚板の耳(皮)
一枚板の大きな魅力と言える、躍動感ある耳。自然を引き立てるこの耳は様々な理由で加工せざるを得ない場合が多くあります。綺麗な耳を残すまでにどのような難点があるのか解説致します。
5
一枚板の状態
最後に一枚板の状態です。腐れや節穴、ひび割れや虫食いなど、天然の素材であるからこそ様々なリスクがあります。一枚板の状態を左右する様々なポイントを解説致します。
1
一枚板の樹種
一枚板には、日本で育つ国産、海外で育つ外国産を合わせると約200種類の樹種があります。その中でも、テーブルとして性質に優れた樹種や、人気の樹種など樹種によって、相場が異なります。
2
一枚板の奥行き
一枚板は完全に天然の素材となる為、奥行きやサイズはその素材の大きさに比例します。中でも奥行きが一枚板の価値・相場に大きく関わる理由を解説致します。
3
一枚板の杢目
一枚板には様々な杢目があり、名前が付けられるほど有名な杢目もたくさんあります。中でも有名な杢目の特徴や価値が高いとされる杢目を解説致します。
4
一枚板の耳(皮)
一枚板の大きな魅力と言える、躍動感ある耳。自然を引き立てるこの耳は様々な理由で加工せざるを得ない場合が多くあります。綺麗な耳を残すまでにどのような難点があるのか解説致します。
5
一枚板の状態
最後に一枚板の状態です。腐れや節穴、ひび割れや虫食いなど、天然の素材であるからこそ様々なリスクがあります。一枚板の状態を左右する様々なポイントを解説致します。
1
一枚板の樹種
一枚板には、日本で育つ国産、海外で育つ外国産を合わせると約200種類の樹種があります。
その中で、高価な樹種・安価な樹種を解説します。
■最も高価な樹種
屋久杉、神代
屋久杉は、誰もが知る世界遺産に登録され圧倒的な希少性を誇る素材です。国産・外国産の樹種全て合わせても屋久杉の希少性と高い相場を持つ樹種はほとんどありません。
神代は化石木とも呼ばれ、火山灰など特殊な環境の地中に眠っていた木を呼びます。知る人ぞ知る素材で、特有の灰褐色と屋久杉に匹敵する希少性が、高い相場を作っています。
■少し高価な樹種
欅、栃、ウォルナット
欅は素材の良質さと杢目の美しさが昔から高く評価される樹種です。今も高い人気を誇り、良質な素材で知られることから少し高い相場となっています。
続いて栃は、白く淡い色味が近年高い人気を誇る一枚板です。お部屋との合わせやすさから人気となり、相場も上がっています。
ウォルナットは、アメリカ産の素材です。シックで暗めの色合いが高級感ある雰囲気を持つため、人気かつ相場も高めの樹種となっています。
■安価な樹種
杉、松
杉は、人工美林と呼ばれる人が手をかけて育てる特徴を持つ樹種です。その為、素材の入手がしやすいため、安価に取り扱われることが多い樹種となります。
続いて松は、松ヤニと呼ばれる天然の油を分泌します。一枚板テーブルの場合も表面が徐々にざらついてしまうなどの特徴を持つことから、少し安価に取り扱われることが多い樹種です。
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一枚板の樹種
一枚板には、日本で育つ国産、海外で育つ外国産を合わせると約200種類の樹種があります。
その中で、高価な樹種・安価な樹種を解説します。
■最も高価な樹種
屋久杉、神代
屋久杉は、誰もが知る世界遺産に登録され圧倒的な希少性を誇る素材です。国産・外国産の樹種全て合わせても屋久杉の希少性と高い相場を持つ樹種はほとんどありません。
神代は化石木とも呼ばれ、火山灰など特殊な環境の地中に眠っていた木を呼びます。知る人ぞ知る素材で、特有の灰褐色と屋久杉に匹敵する希少性が、高い相場を作っています。
■少し高価な樹種
欅、栃、ウォルナット
欅は素材の良質さと杢目の美しさが昔から高く評価される樹種です。今も高い人気を誇り、良質な素材で知られることから少し高い相場となっています。
続いて栃は、白く淡い色味が近年高い人気を誇る一枚板です。お部屋との合わせやすさから人気となり、相場も上がっています。
ウォルナットは、アメリカ産の素材です。シックで暗めの色合いが高級感ある雰囲気を持つため、人気かつ相場も高めの樹種となっています。
■安価な樹種
杉、松
杉は、人工美林と呼ばれる人が手をかけて育てる特徴を持つ樹種です。その為、素材の入手がしやすいため、安価に取り扱われることが多い樹種となります。
続いて松は、松ヤニと呼ばれる天然の油を分泌します。一枚板テーブルの場合も表面が徐々にざらついてしまうなどの特徴を持つことから、少し安価に取り扱われることが多い樹種です。
2
一枚板の奥行き
一枚板は、一本の木から取れる天然の素材となります。
そのため、天板の形やサイズ・幅や大きさは、素材の大きさに左右されます。
中でも一枚板の奥行きは、木の樹齢に左右される為、一枚板の価値に大きな影響を与えます。
通常テーブルとして重宝される奥行きは、80cm~90cmです。
一般的な木は、1cm成長する為に1年かかると言われております。そのため、通常のテーブルとして使用される80~90cmの一枚板は、少なくとも樹齢が80~90年の木から採れたものと言えます。
樹齢は長くなればなるほど希少となるため、奥行きの大きい一枚板はより価値が高く、相場も高い商品となります。
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一枚板の奥行き
一枚板は、一本の木から取れる天然の素材となります。
そのため、天板の形やサイズ・幅や大きさは、素材の大きさに左右されます。
中でも一枚板の奥行きは、木の樹齢に左右される為、一枚板の価値に大きな影響を与えます。
通常テーブルとして重宝される奥行きは、80cm~90cmです。
一般的な木は、1cm成長する為に1年かかると言われております。そのため、通常のテーブルとして使用される80~90cmの一枚板は、少なくとも樹齢が80~90年の木から採れたものと言えます。
樹齢は長くなればなるほど希少となるため、奥行きの大きい一枚板はより価値が高く、相場も高い商品となります。
3
一枚板の杢目
一枚板は、様々な杢目を持ちます。
その中でも、名のつくような杢目が入る一枚板は、自然の美しさをより感じられる天然の素材として鑑賞価値がとても高く高価で取引されます。
今回は、中でも有名な杢目を一部ご紹介致します。
■笹杢(ささもく)
この杢目は、屋久杉によく見られる杢目です。笹のようにギザギザで尖ったような杢目を持つことから笹杢と名付けられました。
【屋久杉の笹杢】
■光明(こうみょう)
この杢目も屋久杉によく現れる杢目です。木に無理な力がかかり、まっすぐに伸びることができなかった部分に現れる杢目。光の反射にむらが生まれ、特徴的な陰影があらわれます。
【屋久杉の光明】
■縮杢(ちぢみもく)
年輪に逆らって、真横に入るきらきらとした杢目を呼びます。木が雨や風・枝の重みなどに耐えることで、幹の部分に入る杢目で、縮杢が入る最も代表的な樹種は栃となります。
また、そのほかにも屋久杉・欅・楠などにも入る杢目です。
■縮杢(ちぢみもく)
瘤杢は、樹木の表皮が変異し、瘤状になった杢目。この瘤は、落雷や火事・雪などの気象的要因、
熊の爪痕・鳥の巣などの外的要因、老化や樹木の持つ遺伝などの内的要因のいずかから発生する希少な部位です。
この瘤杢は、欅や楠・楓やポプラによく見られる杢目です。
3
一枚板の杢目
一枚板は、様々な杢目を持ちます。
その中でも、名のつくような杢目が入る一枚板は、自然の美しさをより感じられる天然の素材として鑑賞価値がとても高く高価で取引されます。
今回は、中でも有名な杢目を一部ご紹介致します。
■笹杢(ささもく)
この杢目は、屋久杉によく見られる杢目です。笹のようにギザギザで尖ったような杢目を持つことから笹杢と名付けられました。
【屋久杉の笹杢】
■光明(こうみょう)
この杢目も屋久杉によく現れる杢目です。木に無理な力がかかり、まっすぐに伸びることができなかった部分に現れる杢目。光の反射にむらが生まれ、特徴的な陰影があらわれます。
【屋久杉の光明】
■縮杢(ちぢみもく)
年輪に逆らって、真横に入るきらきらとした杢目を呼びます。
木が雨や風・枝の重みなどに耐えることで、幹の部分に入る杢目で、縮杢が入る最も代表的な樹種は栃となります。
また、そのほかにも屋久杉・欅・楠などにも入る杢目です。
■瘤杢(こぶもく)
瘤杢は、樹木の表皮が変異し、瘤状になった杢目。この瘤は、落雷や火事・雪などの気象的要因、
熊の爪痕・鳥の巣などの外的要因、老化や樹木の持つ遺伝などの内的要因のいずかから発生する希少な部位です。
この瘤杢は、欅や楠・楓やポプラによく見られる杢目です。
4
一枚板の耳(皮)
一枚板の最大特徴でもある耳。この耳は良質素材・管理・職人が揃い始めて、上質な耳に仕上げることができます。
この耳は様々な工程や要因で、耳を取らざるを得ない場合がございます。
その要因を解説致します。
■サイズ調整によるカット
一枚板は、基本的に木を縦に割って作るテーブルです。そのため一枚板の形は、元の木の形がそのまま反映されます。
そのため、特殊な形をした木の場合、使い勝手の悪い一枚板テーブルとなってしまうため、サイズ調整でカットを行い、耳を切り落とす場合があります。
■虫食い
木には、小さな虫が住みつく場合があります。
この虫は白太と呼ばれる耳に近い部分を好み、一枚板に割った際にもこの虫跡は消えずに残ってしまいます。
この虫跡を完全に取り切るため、やむを得ず耳を取り切ってしまうケースも多くあります。
■腐れ
一枚板は、木が育つ過程で腐れが発生する内的要因と、雨など外的要因で発生する腐れの2つの要因があります。
中でも耳から白太(耳・皮に近い白い部分)は脆くなりやすく、腐りやすい場所となるため、適切な保管がされていない場合、腐れが原因で耳を取り除く場合があります。
一枚板の最大の魅力とも言える耳ですが、様々な原因で、耳を取り除かなければいけない場合があります。そのため、綺麗に自然の動きが残った耳は価値が高く美しいため、相場も上がりやすい傾向にあります。
4
一枚板の耳(皮)
一枚板の最大特徴でもある耳。この耳は良質素材・管理・職人が揃い始めて、上質な耳に仕上げることができます。
この耳は様々な工程や要因で、耳を取らざるを得ない場合がございます。
その要因を解説致します。
■サイズ調整によるカット
一枚板は、基本的に木を縦に割って作るテーブルです。そのため一枚板の形は、元の木の形がそのまま反映されます。
そのため、特殊な形をした木の場合、使い勝手の悪い一枚板テーブルとなってしまうため、サイズ調整でカットを行い、耳を切り落とす場合があります。
■虫食い
木には、小さな虫が住みつく場合があります。
この虫は白太と呼ばれる耳に近い部分を好み、一枚板に割った際にもこの虫跡は消えずに残ってしまいます。
この虫跡を完全に取り切るため、やむを得ず耳を取り切ってしまうケースも多くあります。
■腐れ
一枚板は、木が育つ過程で腐れが発生する内的要因と、雨など外的要因で発生する腐れの2つの要因があります。
中でも耳から白太(耳・皮に近い白い部分)は脆くなりやすく、腐りやすい場所となるため、適切な保管がされていない場合、腐れが原因で耳を取り除く場合があります。
一枚板の最大の魅力とも言える耳ですが、様々な原因で、耳を取り除かなければいけない場合があります。そのため、綺麗に自然の動きが残った耳は価値が高く美しいため、相場も上がりやすい傾向にあります。
5
一枚板の状態
一枚板は生きており、自然の素材であるため人工的な素材や、はぎ合わせの素材に比べ繊細な特徴を持ちます。反りやひび割れといったリスクも持った天然のテーブルです。
天然素材の持つリスクを最小限にするための一枚板の状態を知る方法を解説致します。
■乾燥状態
一枚板にとって、最も大切と言えるのが、乾燥状態となります。
伐採直後は40%以上の水分量となり、時間が経つにつれ徐々に水分が抜け乾燥していきます。この乾燥の過程が、反りや割れが最も起きやすいタイミングとなります。そのため、あらかじめ乾燥した状態にあるかを知ることは、一枚板を購入する上でとても大切でリスクを抑えるポイントとなります。
一枚板の持つ最適な水分量は15%と言われています。日本の特殊な気候では、15%を境目に水分の吸収と乾燥を繰り返すと言われるためです。
この含水率は、目で見て判断することは難しいため、直接含水率が何%であるか確認することをおすすめ致します。
また、天然乾燥のみで乾燥をおこなっている場合、どんなに時間をかけても乾燥があまくなってしまう場合があります。人工乾燥も併せて行っている店で購入することが安心と言えます。
■一枚板の部位
一枚板は、通常一本の木を縦に割って切り出します。
この際、どの部分を切り出しだかということがとても大切になってきます。
木は通常中心となる芯の部分が、反りやすく割れやすいとされています。そのため、中心の芯となる部分を含んでいないことがとても重要となります。
これは、一枚板の小口(両サイドの断面)をご覧頂くと判断することができます。下記画像の赤ラインで区切られた箇所が芯を持った部位で、反りや割れのリスクの高い箇所の一枚板となります。
一枚板の購入を検討される方は、乾燥状態・どの部位の一枚板であるかにも着目して頂くことで、より良い一枚板に巡り合える可能性が高まります。
ぜひご参考にしてみて下さい。
5
一枚板の状態
一枚板は生きており、自然の素材であるため人工的な素材や、はぎ合わせの素材に比べ繊細な特徴を持ちます。反りやひび割れといったリスクも持った天然のテーブルです。
天然素材の持つリスクを最小限にするための一枚板の状態を知る方法を解説致します。
■乾燥状態
一枚板にとって、最も大切と言えるのが、乾燥状態となります。
伐採直後は40%以上の水分量となり、時間が経つにつれ徐々に水分が抜け乾燥していきます。この乾燥の過程が、反りや割れが最も起きやすいタイミングとなります。そのため、あらかじめ乾燥した状態にあるかを知ることは、一枚板を購入する上でとても大切でリスクを抑えるポイントとなります。
一枚板の持つ最適な水分量は15%と言われています。日本の特殊な気候では、15%を境目に水分の吸収と乾燥を繰り返すと言われるためです。
この含水率は、目で見て判断することは難しいため、直接含水率が何%であるか確認することをおすすめ致します。
また、天然乾燥のみで乾燥をおこなっている場合、どんなに時間をかけても乾燥があまくなってしまう場合があります。人工乾燥も併せて行っている店で購入することが安心と言えます。
■一枚板の部位
一枚板は、通常一本の木を縦に割って切り出します。
この際、どの部分を切り出しだかということがとても大切になってきます。
木は通常中心となる芯の部分が、反りやすく割れやすいとされています。そのため、中心の芯となる部分を含んでいないことがとても重要となります。
これは、一枚板の小口(両サイドの断面)をご覧頂くと判断することができます。画像の赤ラインで区切られた箇所が芯を持った、動きやすい箇所の一枚板となります。
一枚板の購入を検討される方は、乾燥状態・どの部位の一枚板であるかにも着目して頂くことで、より良い一枚板に巡り合える可能性が高まります。
ぜひご参考にしてみて下さい。